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2020年02月18日 [FAQ]

長く売れ残っているペットショップの犬はどうなるのですか?

3か月ほど前に今のマンションのところへ引越してきました。いつも通る駅前のペットショップにいる小さな子犬や可愛い猫を見るのが楽しみで、癒しの時間をもらっています。うちはワンルームの狭いマンションでペットは不可なので飼うことが出来ません。見た目も可愛いトイプードルやチワワはすぐに売れてしまうのか、この前までいた子がいなくなっていたり、猫は詳しくないのですが、見た目が可愛いと人気なのかすぐに買い手がつくみたいです。それでもすぐに次の子が売られていて、ペットショップって儲かるんだなぁと思いました。そんな中、この3か月ほどずっと売れずにいるワンちゃんがいます。いい血統の犬なのにちょっと愛嬌が足りないからか、いわゆる売れ残りになっていて、早くいい飼い主さんに出会えますようにと密かに応援しています。初めの頃は高い!と思っていましたが少しずつ値下がりしていて、今は初めの頃の半額近くになっています。こんなに値段が下がるんだとびっくりです。このワンちゃん、もし売れなかったら今後どうなるのでしょうか?ペットショップの動物が全て売れるわけではないと思うので、売れなかった子達のことが心配になりました。

回答

生後半年を過ぎて売れ残ってしまった時は譲渡会で里親募集をします


ペットショップで人気のある子犬は生後2~3か月頃の仔犬です。大部分の仔犬は新しい飼い主に引き取られていきますが、生後3か月を過ぎても飼い主が見つからない場合は少しずつ値下がりし、5か月頃には最初の半値以下になるケースもあります。さらに、生後半年を過ぎるとセールでも引き取られることが少なくなり、犬も人見知りが始まったり個性が出てくるため、より売れにくくなります。ペットショップも飼い主を探すため値段を大幅に値下げし努力しますがそれでも売れない場合は譲渡会に参加し、里親を募集します。それでも里親が見つからない場合の多くは繁殖業者へ引き渡したり、実験用の動物を扱う業者への売却、保健所に持ち込まれ処分されるといった運命を辿ります。
日本はペット大国でペット関連事業も右肩上がりに伸びています。しかし、繁殖量に比べて引き取ることが出来る飼い主の割合は少なく、需要と供給のバランスが取れていない現実があります。人気の犬種は多いほど儲かるため在庫を抱え、自社で大量生産するショップもあり、完全に「商品」として命の尊さが無視されています。
法改正の検討が愛護団体や専門家から求められていることから、動物の命の大切さについて見直しをして欲しいと願うばかりです。

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